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見返した瞬間

中学生

中学生時代はいくつも事件のようなものを憶えている。

中学校には、長距離走が得意な子どもを集めたプロジェクト部活のようなものがあった。

私はどちらかというと短距離ではあったけれど、運動神経のよさである程度カバーできるということもあり、ぎりぎり選ばれた。

でもやっぱり向いていないんだろうな~ しんどいのが続くの、しんどいし。

それでもなんとか練習を続けて、最後の大会となった。

普段そこまでタイムがよくない私は、ほかの大会で選手に選ばれることはなかった。ただ、最後ということもあり、記念出場というような感じで選ばれた。

自分なりにがんばった。結局それほどよいタイムではなかったと思っていた。

その後、実際のタイムがでた。

たしか全出場者中最下位かブービー賞だった。

そして、それをほかの選手たちに陰で笑われた。と記憶している。

実際はどうだかわからないけれど。

すごくむかついたし、悔しかった。

そうやっていっているメンバーは、各部活でリーダーのようなメンバーだった。

絶対見返してやる。そんな気持ちになった。

本当に悔しかった。

その後、私はサッカーの強い学校に行った。学業成績が彼らよりよかったので、選択できる余裕があったのだ。

見ておけよ、と思った。

家から2時間近くかかる高校にいった。強豪校だ。県大会のベスト8以上が常連だった。

ある大会の準決勝。自分の地元の近くで試合をすることがあった。

私は選手。ちょうどそのとき、中学時代の同級生にあった。

私を笑ったやつらだ。

同級生は、会場案内をしていた。

どうだ、みたか。

そんな気持ちを持った。

もちろん彼らにはそんなことも言わなかった。

でもずっと抱えていた彼らに対する悔しさがそこで消えた。

そして、もうどうでもよくなった。