友人のやられ具合

中学生時代は友人と呼べる人は少なかった気がする。

そのうちの一人。

そこそこやんちゃしていた。

そいつが、たまたまどこかほかの地区にいって、帰ってきたことがあった。

顔をぼこぼこにされていた。

どれだけ殴られたんだろう。

今思うと、自分は絶対にそういうところにはいかないだろうな、と思う。

良くも悪くも計算高いのだ。

だからふっきれないところもあるのかもしれない。

それをバランスと呼ぶのかもしれないけれど、結局いつも中途半端だったような気もする。

THE・思春期

中2になると、色恋沙汰が増えた。

長電話もしてた。

今思うと、一体なにを話していたんだろう。

親戚の家に行っても電話していた気がする。

いままでは多くの中の一人というものしか知らなかった。

それが、明確な誰かの1人となったのがうれしかったことなのかもしれない。

明確な居場所ができた、というか。

だれかと深い関係を持てるんだ、というか。

でも、いま思い返すと、それほど深い関係だったのかどうかはわからない。

自分だけが舞い上がって、自分の気持ちをただ満たすだけに目を向けて、相手の気持ちはそれほど考えていなかったんじゃないかなんて思う。

はじめてできた彼女。

今思うとちょっと変わっていた子だったのだろうな。

当時、中2にで付き合う、付き合わないってのが始まった時期。

その最初の方のカップルだった気がする。でもそう思っているのは自分だけで、実はいろんなところで、いろんなことがあったんだろうなって思う。

彼女の家にいったときのことを覚えている。

服装にも気を使うようになり、青のボーダーのTシャツとそれに合わせた靴下を履いていった。それを指摘されたときは少しうれしかった気がする。

今思うと、「つながってんのかい!」てなる気がするけど(笑)

付き合うといっても、中学生ということもあり、放課に話すとか、いっしょに帰るとか、たまに都会に行く、っていうくらい。かわいいものだった。

学校全体がピンクっぽくなっていたけれど、1週間で別れるカップルや、短いと数日とかいうのもあった気がする。

そんななか数か月つづいていた自分たちはそこそこな感じだった気がする。

でも、どうやって別れたのかは、あまり覚えていない・・・

嫌いな先生

中学校のときの英語の先生。

あまり好きではなかった。

なぜか考えてみても、あまり理由は思い浮かばない。

きっと言動とかなにかがいやだったのかな。

ただ嫌だったのかな。

今でも英語の単語の教え方を覚えている。

タブレ タブレ table

何年生のときの先生かは忘れたけれど、嫌いになった先生がいた。

当時国語の授業で暗唱コンテストのようなものをやったときのことだ。

自分自身がんばってやったのに、先生は約束したことを忘れてしまっていたようだ。

女子には甘かった先生のような気がする。

それ以来その人のいやらしい目が嫌いだった。すべての言葉が嘘くさく思えた。

担任の先生はゆる~い感じの先生だった。

マイペースといえば、マイペース。でも何回かはきれていたことがあったな。

あとクラスがなぜか1年生なのに4階にあって、かなり嫌だった。

嫌なことしか思い出さない(笑)

転部

最初はサッカー部に入った。

理由は簡単。小学校のころサッカーをやっていたからだ。

当時はJリーグはない。あったのは、キャプテン翼

でも所詮小学校だったので、指導を受けた憶えはない。

しかもGKだった。

入って1年?どれくらいだったかは覚えていないが、途中でやめた。

太ももが痛む、という理由。

今考えれば、ろくにストレッチもしていないし、ただのメンテナンス不足なだけだったのだと思うけれど。

そして、バレーボール部に入った。

今考えると、なかなかなことだったと思う。

当時は部活に入ったら、3年間続けるという暗黙の了解があった気がするからだ。

それでも担任の先生が副顧問?をしていたということも後押しして、入った。

決断としては悪くなかったと今は思う。

塾好き

塾が好きだった。

厳しい塾だった。

忘れ物にはビンタ。

まぁ私のいたクラスは成績上位者だったので、そんなことは起こりえなかったが。

でも好きだった。

あのピンと張りつめた感じ。

本気な感じ。

実際、塾に行っていてよかった~という瞬間の記憶は覚えていないけれど、授業中によく寝ていたのに、そこそこできていたことを考えると、確実に役に立っていたのだろう。

中3のときは2つの塾にいった。

地元の塾と大手塾。

大手塾は週に1回。

電車に乗っていった。

それが好きだった。なんとなく違う場所にいって、違う空気のもとで受けられる授業がよかった。

問題集はすごく説明が少なかったり、難しかった記憶がある。

でも、そこの空気感が好きだった。

適度な緊張感。

きっとこれが好きだったんだろう。

モップ投下事件

友だちがモップを3階から投げた。

先生が怒って駆け上がってきた。

私に疑いの目を向けた。

証拠はあるのか?と歯向かった。

もちろん私は投げていない。

ここぞとばかりに責めた。

土下座しろと言い放った。

どうなったかは覚えてないけど、たぶん土下座はしなかったのだろう。

 

見返した瞬間

中学生時代はいくつも事件のようなものを憶えている。

中学校には、長距離走が得意な子どもを集めたプロジェクト部活のようなものがあった。

私はどちらかというと短距離ではあったけれど、運動神経のよさである程度カバーできるということもあり、ぎりぎり選ばれた。

でもやっぱり向いていないんだろうな~ しんどいのが続くの、しんどいし。

それでもなんとか練習を続けて、最後の大会となった。

普段そこまでタイムがよくない私は、ほかの大会で選手に選ばれることはなかった。ただ、最後ということもあり、記念出場というような感じで選ばれた。

自分なりにがんばった。結局それほどよいタイムではなかったと思っていた。

その後、実際のタイムがでた。

たしか全出場者中最下位かブービー賞だった。

そして、それをほかの選手たちに陰で笑われた。と記憶している。

実際はどうだかわからないけれど。

すごくむかついたし、悔しかった。

そうやっていっているメンバーは、各部活でリーダーのようなメンバーだった。

絶対見返してやる。そんな気持ちになった。

本当に悔しかった。

その後、私はサッカーの強い学校に行った。学業成績が彼らよりよかったので、選択できる余裕があったのだ。

見ておけよ、と思った。

家から2時間近くかかる高校にいった。強豪校だ。県大会のベスト8以上が常連だった。

ある大会の準決勝。自分の地元の近くで試合をすることがあった。

私は選手。ちょうどそのとき、中学時代の同級生にあった。

私を笑ったやつらだ。

同級生は、会場案内をしていた。

どうだ、みたか。

そんな気持ちを持った。

もちろん彼らにはそんなことも言わなかった。

でもずっと抱えていた彼らに対する悔しさがそこで消えた。

そして、もうどうでもよくなった。